給与から控除されるもの(2)税金(所得税)

・所得税
所得税は所得額に応じた税率で課税されるものです。
所得税は、文字通り所得に対する課税であり、給与所得だけでなく、農業所得や事業所得、不動産や株式などの資産の譲渡(売却)に対する課税や、印税・原稿料などの所得に対しても課税されます。
身近なところでは、わずかな利子ですが銀行預金の利子にも利子所得として20%課税されています。
所得税は、個人がその年の1月1日から12月31日までの1年間に得た所得に対して課税されるものです。
ただし、所得に課税される……というと、もらった収入からそのまま単純に何割か課税されるように聞こえますが、実はそうではありません。
実際の収入から、課税対象から外される金額の枠や、特定の使途の支出などを指定した規定があります。
これが、所得控除というもので、その種類は実に15種類もあります。
その主たるものとしては、医療費控除、配偶者控除、扶養控除、社会保険料控除、生命保険料控除、損害保険料控除、基礎控除があります。
実際に課税対象となる所得(課税所得)とは、その年の収入から必要経費、損失、そして、先ほど挙げた所得控除を差し引いたものです。
一般に、企業等に勤めている方の所得税は、一年の間に生命保険料や損害保険料の支払い、またその年の途中で結婚や出産による扶養家族の増加などの変化があるので、年末が近づくと勤務先に書類を出して、税金の再計算が行なわれます。
これは年末調整と呼ばれるものです。